はやぶさ/HAYABUSA

私の場合映画を観た後はたいてい「あぁ!良かった!!」と思う。そんな中でも「はやぶさ/HAYABUSA」はホントに良かった。今年あと何本映画を観るかわからないけど、今の所私にとって今年のNo.1映画だ。と言っても派手なアクションはもちろん無く、主人公が機転を効かせて はやぶさ を救う、なんてシーンもほとんど無く、物語は淡々と進んでいく。でも不思議なことに登場人物だけでなくいつの間にか はやぶさ にさえ感情移入している自分が居る。
映画の中で何度も問われる「なんで宇宙やってるんだ?」「誰のために宇宙やってるんだ?」。多くの登場人物の宇宙への熱い思いと、そしてそれを思い続ける力。「宇宙」を「紙」に置き換えて、私の思いはまだまだ足りないと思った。それと共に、人の鼻息ほどの力でも遙か遠い星へいってその砂を持ち帰ると言う壮大なミッションをこなせる、あきらめないとホントになにかできるだろうか?と心の中にたいせつな光をもらって帰ってきた。