さりげない縞

あらじま

あらじま 1990年発売 日清紡
何の脈絡もなく今日は「あらじま」だ。粗い縞模様で「あらじま」とはよく名付けたものだ。
「あらじま」のような幅広のライン柄は探してみると案外少ない。もう少し細いOKミューズコットンSTカバー程度のライン柄が多いのは「何か模様が無いと寂しいがあまり自己主張して欲しくない」と言うことだろうか?そう言う意味では「あらじま」は幅広だがあまり前に出て歌い出すタイプでは無い。特に厚手の180kgは気をつけて見てみないと線模様があるのかどうかわからないようなひかえめな感じだ。逆に薄手の方がライン模様が透けて分かりやすい。わたし的にはよく見ないとわからない180kgの方が好みだったりする。
「あらじま」は元々は白〜グレー系が3色と淡くて渋い色が4色の7色構成だったのだが、現在は雪と白の2色になってしまった。結構好きな紙なので廃色になっていくときには「あら!!マジ?」と思ったものだ。
いやしかし、今残っている白と雪は生き残っただけあって良い味が出ている。名刺に案内状に表紙に、さりげない縞模様はいかがだろう?