春のパワー

クロマティコ-FS

クロマティコ-FS 2009年発売 
昨日はフィルムだったので、今日は同じように黄色い半透明だが「紙」素材のものをを紹介しよう。色物トレーシング、クロマティコ-FSだ。クロマティコの発売は2000年だったのだが森林循環紙になってFSC森林認証を受けたのが2009年、クロマティコの後にFSCを表す称号「FS」が着いた。濃い色トレーシングのもう一方の雄、キュリアスTLの大半の色が廃色になったので、印刷用のトレーシングで濃いぃ色と言うと今ではクロマティコ-FSだけだ。
色数は全部で10色、どの色も個性派揃いだが自分勝手と言うわけではなく調和が取れた色配分になっている。その中で菜の花色にあたるのはレモンだが、レッドやブラック、ベリーピンクなど強者(つわもの)の中に交じっても引け目を感じさせないしっかりと自己主張する黄色だ。春の川沿いや野原を埋め尽くすパワーは紙の中にも生きているようだ。