ミセスＢ-ＦＳＣ認証 ２００８年発売 特種製紙
一年に数日しかお目にかかれないが、おひな様は色白できめ細かい肌をしている。そんな女性らしい、しっとりしなやかな肌を売り文句にしている紙が有る。ミセスＢ-ＦＳＣ認証だ。森林循環紙としてリニューアルしたのは２００８年だがこの前身の「ミセスＢ」は２００１年発売。先行していた「Ｍｒ．Ｂ」「Ｍｒ．Ｂｍ」に続いてのリリースで しなやかな肌、Ｍｒ．Ｂほどギラつかない落ち着いた印刷紙上がり（オフセット印刷の場合）、コスレ移りの少ない安心感をセールスポイントにしていた。２００６年には他の商品に先駆けて高白色のスーパーホワイトを追加し、ふわっとグロスの高白色化の流れを作った商品だ。まさに色白できめ細かい化粧載りのよい紙なのだ。
印象的だったのは発売当時のパンフレットだ。ヌード写真や女性の裸のお尻を大写しにしたものなど、今までこの業界では考えられないような大胆で斬新なデザインだった。
コマーシャルやパッケージデザインにちょっとＨなテイストが含まれていた方が商品は良く売れる
以前読んだ本にこんなことが書かれてあったが、一歩間違えば企業イメージを崩しかねない、印象には残るがなかなかさじ加減の難しいデザインだ。発売当初から人気のミセスＢ、この販促用のパンフレットが功を奏したのだろうか？いやいやそれだけで売れるものではない。このところ低価格化が進むふわっとグロスにあって、ミセスＢは紙自身の持つはだかの魅力が評価されている数少ない商品なのだ。
