半分反則

ハーフトーンカラー ネイビー

ハーフトーンカラー 1979年発売 四国製紙(現 リンテック)
ハーフトーンは直訳すると「半分の色調」=淡い色、つまりパステルカラーの紙だ。封筒でパステルカラーのものはこのハーフトーンカラーが使われていることが多い。
発売年の1979年は今から30年前、平らでツルっとした色の紙と言うと主に色上質だった。しかも 浅黄、鴬、クリーム、桃、に代表される少しにごった感じの落ち着いた色が主流の頃だ。その頃にこう言う淡いスッキリした色調の紙というのはかなりのインパクトだったのではないだろうか。
そんな紙のイメージがそのまま商品名になったようなハーフトーンカラーだが、新製品の案内を見て驚いた。今度の新色はネイビーとブラック、これは反則だと思った。いやしかし、しぶい紺色とスッキリした黒、なかなかの良い色だ。グリーンパルプを配合した森林循環紙なので手提げ袋や封筒、包装紙に使っても高級感がある上に環境に配慮しているとイメージアップにもつながる。
ハーフトーンだけではないハーフトーンカラー。新しい色の加わったラインナップを是非見て欲しい。