乙女座のBill

ビルカラー青竹

ビルカラー 1969年発売 日清紡
続けて読んで頂いている方なら想像がつくと思うが、ビルカラーはゾディアックシリーズ ビルゴの色物だ。私がカケダシのころは何の知識もなく、ビルカラーのビルはビルディングのビルだと思っていた時期があった。そうするとこの四角い穴は窓だろうか?などと知らないととんでもないことを考えたりする。後にビルゴと同じエンボスだと聞いてからも「ビ・ル・ゴ」の音のもつイメージとか、男性の名前のBill(ビル クリントンとか)からゴツゴツした堅い印象を持っていた。--ちなみにビル クリントンは8月19日生まれで獅子座だ、乙女座には4日早かった--実際 220kgは紙は堅くカンバス柄とは別に何となく凹凸があってゴツイ感じがする。しかし、人間というのは(っていうか私というのは)勝手なものでビルゴ(Virgo)が乙女座のことだとわかると、急にしなやかな織り柄に見えてくるから不思議なものだ。
エンボスは片面でカンバス柄、裏面は多少エンボスの影響を受けているが概ね平らだ。発売当初は薄口、並口、厚口の3連量で17色だった。後に220kgが追加され色数も22色まで増色したが、現在は13色になっている。比較的落ち着いた柄で凹凸が浅いわりにはハッキリした柄なので用途は幅広い。もう少し乙女チックなカワイイ色があっても良いと思うのだが、有ったら良いなと思う色と売れる色は違うものだ。