しっかり者

ニューカラーマリアン リーフ

ニューカラーマリアン 2005年発売 富士共和製紙
昨日はレザー柄の薄物OKゴールデンリバーだったので今日は厚物を紹介しよう。
菜の花の時に紹介したコートマリアンとよく似た名前のニューカラーマリアン。以前からこの「マリアン」ってなんだろう?と思っていた。どちらもエンボス(型押し)のテクスチャペーパーなので、エンボスの機械を外国ではマリアンと言うのだろうか?とか、マリアンというデザイナーゆかりのエンボスパターンだろうか?とか色々想像していた。
結局なんだか分からないので聞いてみたところ、「とりたててこれと言った意味はなく外国の女性の名前です」と言う回答だった。あらら。
ニューカラーマリアンはL判Y目(L判=1100x800mmで四六判より少し大きいサイズ)だが、その前身のカラーマリアンRはL判T目、貴重なT目だった。レザー柄ではレザック66も以前は約半分の色がT目だったが1991年に全てY目に統一。テンカラーエンボス皮しぼは全て四六判T目だったがこちらも2000年に全色Y目に変更になった。カラーマリアンは最後までT目を守っていたのだが、ついに2005年に廃品、Y目のニューカラーマリアンとバトンタッチ、これでレザー柄のT目は無くなってしまった。
色は全部で9色、ブラック以外は比較的柔らかい色で緑から茶系の自然な色が多い。厚さは2連量で17.5kgと26.5kg、一般の紙の厚さ表示より1ケタ少ないのはボール紙など厚紙の時に使う表示で「厚物!」をアピールしているようだ。紙が厚いので用途的にはやはりパッケージが多く、腰の強いニューカラーマリアンは適任と言える。
マリアンと言う女性の名前をつけただけあって芯の通ったしっかり者なのだ。