色上質の値上げ

北越紀州製紙の色上質に続いて日本製紙も色上質の値上げを表明した。上げ巾はどちらも10%以上となっている。
色上質は今まで上質紙の延長上で語られることが多く「でもしか」用途がほとんどだった。(色上質でも使っとこうか、この予算じゃ色上質しか使えないよね)
今回の値上げで上質紙の延長上からタントやNTラシャのような特殊紙の仲間入りと言う印象を受ける色上質。値上げ表明前から私達の同業者でも、色上質の在庫販売をやめて必要分だけ買うという会社も増えて来ている。
そんな事情もあって価格的にも納期的にも、もう色上質は「でもしか」では使えない。でも「この用途はやっぱり色上質でないと!!」そんな明確な意志を持って選んで頂けるなら、それはきっと色上質にとって幸せなことだと思う。