iPhoneのSOS

昨晩帰宅した子供がiPhoneを落としたと言い出した。iPhoneだったらGPSで探せるだろう?!と思ったのだが、はじめに設定していないとiCloudも役に立たない。仕方がないのでサポートセンターに電話して回線を止めてもらった。
今朝、誰かに拾われてしまう前にと明るくなり初めてすぐに自転車で探しに出かけた。昨晩の内に通った道を聞いて、自転車で走っていて落とした音に気がつかないとしたら雑草の生えている堤防沿いの道だと目星をつけておいた。自転車を押して歩いていると草むらの中から太鼓の音がする。雑草をかき分けてみるとiPhoneが太鼓の音を鳴らしながら待っていた。流石iPhone!!紛失手続をしたらこんな音を出して自分の場所を知らせるんだ。っと思ったらそれは私の勘違い。後で聞くと子供のが朝起きるときのアラームだったそうだ。(まぁそりゃそうだ。ずっと音を鳴らし続けたらすぐにバッテリーが切れてしまう)
それにしてもちょうどアラームの鳴る時間に通りがかるとはホントにラッキーだ。しかもバッテリーは切れる寸前だったらしい。
iPhoneを拾い上げながら私は、小学校の国語でアフリカでは情報の伝達に太鼓を使っていたと習ったのを思い出していた。iPhoneは最後の力を振り絞って太鼓を鳴らすことで私にSOSを送ってきたわけだ。