古いシーツ?

クラシックリネン-FS 2010年発売 ニーナ社
商品名を見て「へぇ!『クラッシック』じゃないんだ」と当時思った。その時ふと気になって調べてみるとクラシックバレエクラシックカークラシック音楽どれも「ラ」と「シ」の間に小さい「ツ」が入らない。私がクラッシックだと思っていたものは全てクラシックだった。
「クラシック」に関してもう一つ。クラシック=「古い」だと長い間思っていたがこれも勘違いだと最近気付いた。「classic」で英和辞典を調べると「最高水準の, きわめて重要な,伝統的な, 由緒深い 規範的な, 典型的な, 標準的な,簡素な, 洗練された,すごい, 最高におもしろい」といっぱい出てきた。「古き良き」と言う意味合いは有っても「古くさい」と言う意味では決してない。
では「リネン」の方は。病院やホテルなどにリネン室という部屋がある。合宿などでは「シーツは綺麗にたたんでリネン室に置いておくように」と注意があったりする。リネン=寝具だと思っていたらこれも違うようだ。フランス語のリンネルが語源で亜麻から出来ている薄い織物、つまり布の名前だ。
2010年にFSC認証を取って森林循環紙になったクラシックリネン-FS、白系のものはシーツに見えなくはない。きめ細かい格子エンボスでしっとりした手触り、封筒や名刺にすると上品な仕上りになる。厚手のものは輸入紙独特の濃ぃ渋い色がそろっている。「古い」「シーツ」とは大変失礼m(_ _)m、クラシックリネン-FSは「洗練された」「布柄」だ。