映画館が楽しい

遅れ馳せながら「崖の上のポニョ」を見てきた。
当初、日本版人魚姫というようなことを聞いていたのでレンタルDVDが出るまで待とうか?と思っていたのだが、試写会を見てきた長女が「お父さんはきっと気に入ると思うヨ」と言うので映画館で見ることにした。とはいえ夏は仕事絡みやプライベートのイベントが多くなかなか時間が作れない。見たい映画は封切り直後に行くことが多いのだが最近の宮崎作品はロングランが多いので安心してしまってこんな時期になってしまった。
さて感想は?というと...。Web上では批判的な意見が多いようだが、わたし個人的には楽しめた。宮崎アニメは「未来少年コナン」から好きだったのでファンとしては古い方だと思う。当時は「天空の城ラピュタ」の予告看板(封切りの半年ほど前に映画館の前に予告看板が立っていたように記憶する)に書いてあった「血湧き肉躍る...」という感じの「次はどんな物語を見せてくれるの?」と言う期待をこめて見ていたのだが最近は見方が変わってきた。それは「千と千尋の神隠し」を見ているときに「あれ?このシーンは昔夢の中で見たことある」と思ったからだ。それ以来他人の夢の中に迷い込むようなつもりで「へぇ、宮崎さんの頭の中はこんなになってるんだ」と思って見ている。
いずれにしても、せっかく映画を見に行くのに「批判してやろう」と思ってみるのではつまらない。そんなつもりはなくてもあんまり期待しすぎるとやっぱり批判したくなるのかもしれない。
どんな映画も(特にアニメは)できるだけ気持ちを白紙にして楽しんで欲しいと思う。
それから、自宅で見るよりやっぱり映画館が楽しい。