ペーパーショウin東京。6年前のパーパーショウ『SUBTLE』の時もだけれど、竹尾ペーパーショウは竹尾さんの紙をPRする感じでは無くなってしまっている。竹尾の新しい挑戦、紙の未来を感じさせるイベント?と言うか、そんなことも通り越して「ただ純粋に紙を楽しむ」展覧会だ。
そんな中、紙屋のわたし的に気になったのは「気包紙NEXT(仮)」だ。従来からあるノーコートの気包紙Uと特殊コーティングの気包紙Cの中間。普通のマットコートの気包紙が近いうちに発売になるかもしれない。これはチョット楽しみだ。
スクラップブックならぬ紙のスクラップboxを買ってきた。
崩れる脳を抱きしめて
この印象的な赤い装画、カバーをめくるとNTラシャの朱、開いていくと赤いタントN−53のトビラ。これは夕焼け?それとも血?あるいは真っ赤な嘘?
甘酸っぱいラブストーリーに大ドンデン返し。内容もさることながら本屋さんで思わず手に取ってしまうこの装丁がとても素敵だ。
- 作者: 知念実希人
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2017/09/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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かがみの孤城
タンスのトビラ、机の引き出し、穴に落ちる、本に埋もれる、鏡の中に入る、異次元に行くお話はたくさんある。タイトルを見て「あぁ!またあの感じ」と思ったけど全然違った。学校へ行けない子供達の人間模様、なんだか暗そうなテーマだけど読み始めたら目が離せない。本屋大賞に久しぶりに共鳴した。
そうそう、この本を手にした人は是非カバーを外して欲しい。濃いぃ赤=D−52のタントがイイカンジのたたずまいを作り出している。このままカバーを着けずにしばらく置いておこうと思う。
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2017/05/11
- メディア: 単行本
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