「下町ロケット」が1日で読んでしまうほど気に入ったので続けてこれも、と買ってみた。ミンオウって座りの悪いタイトルだなぁと思っていたらタミオウとふりがながふってあった。シリアスな下町ロケットと打って変わってこちらはおチャラケタ展開、それだけに読みやすくてこちらもすぐに読み終えた。
誰かと誰かの中身が入れ替ってしまうという良くあるストーリーだが、総理大臣と大学生のバカ息子が入れ替るとは恐れ入る。今の政治は実はこうなっているのか?というぐらい風刺が効いていておもしろい。しかし政界に対する皮肉だけでなく我々一般大衆に向けても「もっと大人になろうよ」と警鐘を鳴らす。
コミカルで笑えるだけでなくチョット考えさせられる、でも軽快でサクサク読めるオススメの作品だ。
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2010/05/25
- メディア: 単行本
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