潔白?

私が読もうと思った時はアマゾンが売り切れだったのでKindle版をダウンロードして読んだ。小保方晴子の『あの日』だ。でも、この本の装丁にルミネッセンスが使われていると聞いて「おもしろい使い方をする」と思ってあらためて紙の本を買った。ルミネッセンス マキシマムホワイトは白色度100%を超える真っ白の紙だ。そのマキシマムホワイトが表紙、カバー、帯、扉に使われている。それと対比するように見返しにはスーパーコントラストのスーパーブラックが使われていて、順風満帆の前半から急展開する後半へのスーパーなコントラストを象徴するようだ。
書いた本人について、またこの事件について色々な意見はあるだろうけど、それとは別に1冊の「本」としてはとてもおもしろいし読みやすい。この事件に初めからついてまわる違和感もある程度解消される。
さて、では、小保方さんは本人の思っている通りマキシマムホワイトなのか?あるいはスーパーブラックなのか?もしくはスーパーブラックはいったい誰なのか?まずは本を手にとって、装丁をじっくり見てからサラリと読んで欲しい1冊だ。

あの日

あの日