彼の名刺

彼との出逢いはなんだかとても印象的だった。
古い友人が紹介したい人がいるというので私は駅前のカフェに向かった。特にどうということはない単なる仕事だ。時間より早く着いたつもりだったが2人はすでに来ていた。私が名刺を差し出すと彼はポケットの名刺入れから不思議な名刺と万年筆を取り出した。というのもその名刺には本人の名前が印刷されてなかったのだ。彼は癖のある字で名前を書き込むと私にこう言った「今年発売の万年筆用紙なんですよ、ほらインクもすぐに乾くでしょう!?」と言いながら書いた文字を触って指を返してみせた。受け取った私も名刺を撫ぜるように触ってしまう。社名と住所は今時めずらしい活版印刷、細かい文字が意外にシャープな仕上がりだ。と思っていると彼は「イーストリーと言います」と付け加えた。「はぁイーストリーさんですか?!」とバカみたいな返事をすると「いえ、イーストリーCoCは紙の名前です。イースト菌みたいにふんわり手触りがイイでしょう」とおどけてフォローしてくれたが私は顔をあげられなかった。
(今回は小説仕立てにしてみました)

商品名:イーストリーCoC
発売年:2016年発売
メーカー:王子エフテックス
おもて面:平らでラフ肌
裏面:オモテ面より多少スムース
用途:便箋、手帳、ノート、封筒、はがき、名刺
説明:万年筆・手書きの復活の意味を込めて復活祭のイースターと物語のストーリーの造語
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字が苦手な人でも自分の名前は結構味があってイイものです。住所も電話も手書きだと手間も時間もかかるので事務的な部分は印刷。名前部分が手書きなので印刷はやっぱり活版印刷で少し凹んだ感じがなんともイイカンジのこだわり名刺になります。
お試し用サンプルには名刺やはがきに使える厚口も入っています。