SUBTEXT展は、紙の手触りや厚みそれからキラッとした輝きなど、紙自体が持つ質感を色々方向から感じられる注目の展示会だ。今年は初級編と言う位置づけだそうで、別々の紙に同じ印刷や加工した時の表情の違いや、同じ連量表示(例えば220kg)でも実際の紙の厚さが違うということなど、色々な紙を使って分かりやすく解説されている。その他、壁一面に貼られた「まんだら」をめくるとその後に色名の由来が書いてあったり、景察手帳ではおなじみの紙の拡大写真、『2001年宇宙の旅』のモノリスを彷彿とさせるような不思議な風景写真のポスターなど盛りだくさんの内容だ。さらにアンケートに答えると素敵なカレンダーももらえて楽しさ倍増、行って、見て、触って、ゆっくり楽しんで欲しい展示会だ。
※モノリスは『2001年宇宙の旅』に登場する黒い板で、猿がこれに触れることによって進化する場面がある象徴的な物体です。そういうことを考えながらこのポスターを見ると、今までに紙が担ってきた役割が感じられておもしろいかもしれません。(ポスターの作者の意図はわからないですが)
【 PAPER VISION −SUBTEXT- 展 】
場所:ペーパーヴォイス大阪
会期:2014年11月4日(火)〜11月14日(金)
時間:9:00〜19:00(日曜休館)
★★:11月8(土) 9:00〜17:00土曜日もやってます。
■舞台を並べる
かぐや・新シェルリンN・メガ・新利休・Magカラー
■質感を見る
フリッター・新フエルトン・ウーペ・ファンタス・キュリアスメタル・五感紙・リベロ・新バフン紙
■色をきく
まんだら