鬼は外

まんが日本昔ばなしで私の好きな話に「鬼の嫁さん」というのがある。日照り続きの時に雨を降らせてくれた鬼に我が娘を嫁にやったのだけれど、その娘が逃げ帰ってきた。追ってきた鬼は娘の母親から「この豆から芽が出たら迎えにきなさい」と、よく炒った豆を渡されてスゴスゴと帰っていく。豆まきに使う豆が炒ってあるのはこう言う理由だというお話しだ。
そんなことを思い出しながら節分らしい紙はと探して見たら、新シリアルペーパーに大豆と言う色があった。新シリアルペーパーは、お茶やピーナッツなど色名に由来した皮や搾りかすがブレンドされていてベース紙も色名のイメージ通りの色をしている。大豆は淡い茶色だけれど炒った豆とよく似た色をしているからと言って、もちろん豆まきには使えない。

プロフィール
商品名:新シリアルペーパー
発売年:1997年発売
メーカー:王子エフテックス
おもて面:それぞれ色名の物がブレンドされているので点々と何か入っているのがわかる。手触りはザラッとしている。
裏面:表裏差はほとんど無い。
用途:名刺、案内状
説明:廃品になったシリアルペーパーの後継商品。シリアルとは穀物の意味