私のランニングコースに得意先の印刷会社さんがあったのだが年末に移転してしまった。私が走る時間帯に誰か居るわけではないのだけれど、移転してしまったと思うだけでその前を通るたびになんだか寂しい気がする。移転先はココからは離れているのだけれど奥様が喫茶店を開業されて２階は貸スペース、本業も続けながら喫茶と貸スペースとシルクスクリーン印刷の体験教室もされている。どう言う目的の貸スペースか聞くのを忘れたがチョットした作品展示はできそうだ。片隅の本棚には奥様の趣味でたくさんの絵本や児童用の本が並んでいた。私の好きな本もいくつか有ってその中に星の王子様も見つけた。そのとき ふと 星の王子様の中の一節を思い出した。
だれかが、なん百万もの星のどれかに咲いている、たった一輪の花がすきだったら、その人は、そのたくさんの星をながめるだけで、しあわせになれるんだ
別の会社になってしまった所を走るときも、少し気持ちが暖かくなった。
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ナナイロ
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