ケチってはいけない

紙屋の仕事をしていると印刷会社さんやデザイナーさんの失敗にも遭遇する。結構多いのが、印刷内容に対して紙が小さいことと、紙の予備不足。印刷や加工をする際、仕上り寸法にプラスして大きめの余白が要る。2丁付けや4丁付けだと問題は複雑になる。印刷は行けても後の加工がができないこともある。大きければ良いと言うわけではないけれどやはり多少は余裕があった方が失敗が少ない。
印刷予備の方は必要数が少ないときに起こりがちだ。印刷も加工も上手く行くときはほとんどロス無くイケルので思いのほかたくさん仕上がることがある。必要数が少ないときは2倍できることもある。でも、だからといって予備を少なめにすると思わぬトラブルで足りなくなる。
紙のサイズも印刷予備ももっと余裕をもって頂ければ良いのにと思うことも少なくない。でも、社用の伝票や封筒色々な物を実際に自分で手がけてみると、あるいは印刷の仕事を受けたときも、やっぱり寸法も予備も少なめにしてしまう。そんなとき途中まで企画を進めて、一度立ち止まって呪文のようにいつも自分に言い聞かせることばがある
「ケチってはいけない、ケチってはいけない」