名刺バトル

仕事で初対面の人に会うともちろん名刺交換をする。これが紙関係のパーティーとか勉強会だとちょっと緊張する。「あぁ!紙屋さんですか?私の名刺、なんだと思いますか?」というような実力テストに遭遇するからだ。わかりやすい特徴がある紙だと良いのだが、白で平らな紙だと苦労する。それでもそんな問い掛けをする人は特別な思い入れの紙を使う人が多い。例えば「この勉強会のメーカーの紙」「このパーティーにマッチしている紙」「新製品」「話題の紙」「名刺本人の業種特有の紙」。そんなことを考えながら、あれだ!あれ、あれ!!と思っても名前が出てこなかったりする。ウチの見本帳棚の上から三番目の右端にあったのに、とか、輸入紙のえ〜っとなんだっけ?みたいな。タレントや歌手の顔が浮んでいて名前がわからないあの感じだ。
正解だと「えっへん!!」って感じだが、はずすとチョット恥ずかしい。分かってて答えられないととっても悔しい。名刺バトルも業界ならではのチョットした楽しいイベントだ。