空色は、空を見上げたときのあの青い色。桃色は桃の花の可愛らしいピンク色。鴬色は鴬の羽根のような緑色。そこでふと考えた、水色は？．．．水道から出る水は無色透明、水たまりは茶色？川や海は深緑か濃ぃ青、身近なところで水色に見える「水」が思い当たらない。強いて言えば沖縄とか珊瑚礁の海の空撮ぐらいだろうか？「水色」は平安時代から使われていた色名だそうだが、その頃でも身近なところに水色の水があったとは思えない。その頃から頭の中で作り出したイメージとして、水は淡い青色なんだと思っていたのだろう？！
水をイメージできる水色の商品を探してみるとファンタスに行き当たった。ファンタスは写真光沢（業界ではキャストコートと言います）の色物、平らな表面に光が反射して、しんと静まり返った水面のようなたたずまいだ。「fantastic」と言うと華やかな印象だけれど、こう言う静かで幻想的な感じもまたファンタスティック。
プロフィール
商品名：ファンタス
発売年：１９８３年発売
メーカー：富士共和製紙
おもて面：写真光沢のような強光沢。
裏面：白色で厚手の上質のような感じ。
用途：名刺、カード、パッケージ、はがき
説明：fantastic＝非常にすばらしい、感動的、幻想的、からの命名
