いざよう

土曜日に青をあてると、日曜日の今日はもちろん赤。かぐや紙ではいざよい色だ。いざよいは陰暦十六日の月、「いざよう」とはためらうと言う意味で十五夜よりしばらく遅れてのぼるのでそう呼ばれるのだそうだ。以前、この景察手帳でも赤い月のことを書いた。月も太陽と同じで、朝焼け夕焼けみたいに昇りはじめと沈む前は赤くなる。わたしが見る赤い月はいつも夜明け前に沈む月なので満月の前後だ。(満月の時は月と太陽は真逆に居ます)
いざよいの月は既に(すでに)満月を過ぎたという意味で別名「既望」と言うのだそうでちょっと切ない。でも、かぐや紙のいざよい色は火山の火口のように煮えたぎった感じがする。
あついおもいがあるなら、タイミングを逃したと思っても、できることはやってみるべきだとわたしは思う。ためらっている場合ではない。

プロフィール
商品名:かぐや
発売年:2013年発売
メーカー:特種東海製紙
おもて面:月のクレーターを連想する、ランダムで小さな○○エンボス
裏面:比較的平らでツルっとした手触り、おもての模様が微妙に見える
用途:名刺、パッケージ、表紙
説明:月をイメージした商品名、 色名も全て月に関連した名前になっている。