金色の鏡

ミラーコートゴールド。この景察手帳を読んでいただいている方は御存知の方も多いと思う、片面がキャストコート(写真光沢)裏面は上質の両面白の商品だ。「ミラー」なのに鏡のように顔が映るわけでもなく、「ゴールド」なのに金色でもない。あらためてよく見てみると不思議な商品名だ。
さてミラーコートゴールドや昨日紹介したミラーコートプラチナ、それからエスプリシリーズ等の紙はキャストコートと呼ばれている。このキャストコートはインクジェット専用紙の写真光沢と見た感じは同じでしかも安い。そのため代用できると勘違いする方がときどきいらっしゃる、特に印刷会社さんにこう言う間違いをする方が多い。ミラーコートなど普通のキャストコートはインクジェットでプリントするとにじんでしまって綺麗にプリントできない。逆に写真光沢のインクジェット専用紙をオフセット印刷機で印刷するとトラブルを起こす。
よく似ているからと言って見た目に惑わされてはいけない、それぞれの紙にキチント役割があるのだ。