ベラム

モヤモヤの紙で大理石系のものは比較的カラフルなのに対して、皮(革)系は、白、グレー、茶、程度の色使いがほとんどだ。皮系の紙では言わずと知れた羊皮紙(羊皮紙は色数も多く結構カラフルだが、これは2004年フロッケン統合の際のリニューアルによるものだ)、シープスキン、フレンチパーチ、ペルガモン-FS、それからザンダースベラム。
ペルガモンがパーチ、パーチメントの語源というのは先日お話した。では「ベラム」とは?ベラムは子牛・子羊などの皮をなめして作った上質の皮紙。一般にはパーチメントより高級とされている。ザンダース社の作ったベラム=ザンダースベラム、高級感あふれる風合だが、皮系の宿命で色数が少ない。色を選ぶ楽しみは無いが用途にピタッとはまるとよい仕上がりが期待できる。

プロフィール
商品名:ザンダースベラム
発売年:1982年発売
メーカー:ザンダース社
おもて面:モヤモヤとした革の風合の模様、表面は平らで手触りはツルッとしている。
裏面:全体の雰囲気はおもて面と大差無いがよく見ると少し色が淡い。
用途:名刺、パッケージ、案内状、表紙、カバー
説明:ベラムは子牛・子羊などの皮をなめして作った上質の革紙、パーチメントよりも高級とされている。