紙の厚さ-色々

手で触ったときの厚さの感触は「厚さ」と「堅さ」を同時に感じている。そのため、厚い紙でも柔らかい紙だと何となく薄いように感じる。
例えばハガキを作る場合、ケント紙のような堅い紙だと紙厚0.23mm程度(180kg)で「充分」だと感じても、NTラシャのようなふわっと柔らかい紙だと紙厚0.22mm(130kg)では「たよりない」と感じる。手で触った感じではやはり170kg...もう少し欲張って210kgと思って実際プリンターに通してみると厚すぎて上手く行かないこともある。
そんな時に思い出して欲しいのが紙の流れ目、例えばハガキを作るとき、同じ厚さ同じ紙でもY目のハガキより、T目のはがきの方が厚く(しっかりした感じ)に感じる。仕上りの流れ目とプリンターに通す方向を上手く工夫すればスッキリした良いハガキができる。ルールを勉強すればスポーツが何倍も楽しくなるように、紙の厚さや流れ目のことを知っていただくと、紙もやっぱり何倍も楽しくなる。
私達もできる限りお手伝いをさせて頂くので、是非、紙と共にモノ作りを楽しんでいただきたいと思う。