パルテノンは笑ったよ

雑誌に紹介されていたマンガ「花もて語れ」を読んでいたら、宮沢賢治の「やまなし」が出てきた。御存知の方も多いと思う「クラムボンは笑ったよ」で有名なのカニのお話だ。この前の旅行の続きのような気がしてなんだか嬉しくなった。
このお話でカニの兄弟は話しながら上を見上げる。その時に見える水面は恐らくこんな感じだろうなぁと言うのかパルテノンだ。ユーミンが♪緑の町に舞い降りて♪で「綾とる川面」と歌っているのもこの感じではないかと思う。大理石のような微妙な半光沢、色の濃い部分と淡い部分で作り出される不思議な模様は、パルテノンが笑うときもカプカプ言うのだろうか?と思うような動きが感じられる。

プロフィール
商品名:パルテノン
発売年:1953年発売
メーカー:特種東海製紙
おもて面:亀甲柄を崩したような模様。表面は平らで半光沢。手触りはツルツルしている。
裏面:表面は平らで半光沢。手触りはツルツルしている。模様は見えにくく、光に反射させたり透かしたときぐらいしか判別できない。
用途:名刺、カード、案内状
説明:大理石のような風合をギリシャの神殿パルテノンに例えた商品名。
白について:少しグレーがかっている。