吉里吉里人

印刷業者さんの社長に薦められた『吉里吉里人』、「東北の農村が吉里吉里国として日本から独立を宣言」と言うから単なるドタバタコメディーかと思えばそれだけにとどまらず、現代の(と言っても書かれたのは30〜40年前)日本が抱える農業や医療、通貨その他色々な問題を取り上げていく構成になっている。
興味深い話がたくさんあって良いのだけれどとにかく長い。わずか3日程度の出来事が全3巻に渡って書かれてあるので、じっくり腰を据えて読む方にオススメだ。

吉里吉里人 (上巻) (新潮文庫)

吉里吉里人 (上巻) (新潮文庫)