いつか晴れた日に

バガスライン 1993年発売 東海パルプ(現 特種東海製紙
起きたら雨で、朝から山下達郎の「いつか晴れた日に」を口ずさんでいる。

雨は斜めの点線

「斜めの点線」ではないが、バガスラインは「斜めと点々」だ。私の好きな数少ない斜めストライプの貴重な商品だ。紙色は素朴な生成り、斜めラインに褐色の点々がブレンドされている。御存知の方も多いと思うが、バガスはサトウキビの搾りかすのこと。ケナフのように紙に使うために栽培するのではなく、また、再生紙のように使用済みの紙を再び使うのとも少し違う、「エコ」と言う意味では価値の高い紙だと私は思っている。
震災の影響で古紙が集まらなかったり製造過程で使う薬品の入手困難な状況で、再生紙の在庫は現在ほとんど無く、しばらくは限られた量しか抄造できないと言われている。
無い物を無理にほじくり出して使うよりは、すこし視点を変えてこう言うバガスを使った商品にも目を向けて欲しい。

バガスラインは斜めと点々
僕たちの未来を切り開いてく

(歌い始めてすでに字余りです)