エイプリールフールス

OKフールス 
御存知かも知れないが、以前京都河原町通りにあった丸善が四条烏丸に復活している。ただ、文具限定で本は置いていない。店舗は想像していたより狭いが気の利いた文具が並んでいて丸善らしさをギュッと凝縮した感じだ。もちろんマルゼンノート、ツバメノートは健在で。この2種類だけでノート売り場の1/3程度を占めている。
マルゼンノートとツバメノート、私の知る限りフールス紙を使ったノートはこの2つだけだ。マルゼンノートはおなじみの簀の目模様のページを繰っていくと「O」と「K」の重なったマークや杖をもった王様(?)のような透かしが出てくる。ツバメノートの方も簀の目模様は同じだが透かしのマークは見つけられなかった。置いてあるノートを何冊もチェックしたがやっぱり無い。各々買って帰って比べて見たら違う紙だと言うことがわかった。
紙名手配で販売しているフールス紙は、マルゼンノートの方だが冊子の本文にも使えるように淡クリームを採用している。
さてこのフールスは一体どう言う意味だろう?
今日は4月1日、最近は「四月バカ」とはあまり言わなくなったがエイプリールフールと同じ「フール」だ。しかしフールス紙の場合は「バカ」ではなくピエロのこと。元々の元祖イギリスで作られていたこの紙には道化師の帽子の透かしがついていたためフールスキャップと呼ばれていたのがその語源だ。
日本には明治時代から輸入されるようになり、その後国内でも作られるようになった。万年筆との相性が良くマルゼンノートに代表される高級筆記用具に使われている。インクジェット、レーザー、共に相性が良いので紙名手配でも人気の商品だ。
つい先日、この透かしの人物はなにものですか?と言う問合せを頂いて調べてみたが分からなかった。透かしのご本人に「そんなことも知らずに売っておるのか?バカモノ!」と言われそうだ。
御存知の方は是非教えていただきたい。