ヤシマ作戦

ケナフケント 1994年発売 富士共和製紙
ラジオで「今必要でないものは急いで買わないで」と呼びかけている。ウチの場合とりあえず電池は要らない、水は水道水を使っているのでこれも不要、カップ麺は...まぁいいか、トイレットペーパーは?ウチは紙屋だし。と言うことでとりたてて買うものは無い。webでも「ウエシマ作戦」が話題になっている。どうぞどうぞと譲り合いましょう、今要らないものは買わないでおきましょうと言うことだそうだ。
Webで話題になっているもう一つの作戦「ヤシマ作戦」。日本中で協力して節電しましょうと言う運動だ。そこで、紙でヤシマ作戦に協力できるようなものは無いかと探してみると、風力発電太陽光発電などのグリーン電力を利用して作った紙が2つ出てきた。グレイスウィンドケナフケントだ。グレイスウィンドは以前取り上げているので今日はケナフケントだ。
ケナフケントは文字通りケナフを使ったケント紙で、ケナフ30%古紙20%配合している。ケント紙だが真っ白ではなく落ち着いた柔らかい白だ。ケナフを使った紙というとザラザラしたラフな手触りを想像してしまいそうだが、手触り滑らかな普通のケント紙だ。こう言う紙はやはり名前の印象が強いようで、紙自体の風合や古紙配合よりも「ケナフ配合」ということで選ばれていることが多い。グリーン電力に至ってはケナフケントと結びつける人は少ないのではないかと思う。
グリーン電力が直接節電に役立っているわけではないが「ヤシマ作戦ケナフケント」だと覚えやすいだろうか?