KARAなの?

片面クロームカラーN 2011年発売 北越紀州製紙
カラーと言うと今はKARAが有名だ。私はてっきり色のカラーだと思っていたのだが「甘いメロディー」と言う意味だそうだ。
さて、色物キャストコート(写真光沢)の片面クロームカラーがリニューアルだ。紙の色は白くなり、裏面はノーコートから微塗工になった。おもて面も従来品よりも平滑度が上がりツヤ感が増した。
しかし残念なのは色物が無いこと。従来品には柔らかいパステル調の色が5色あったのだが片面クロームカラーNはホワイトのみになってしまった。
印刷の主流が黒だった時に比べて、多くの人がカラー印刷を手に入れてしまった現在ではテクスチャーペーパーも色物は苦戦を強いられている。カラー印刷が映えるのは白い紙だが色気のある紙も残って欲しい。しかし需要が減るとやはり廃色になる。現実はそんなに甘くはない。