KAGEROU

次女がファンで、私も仮面ライダーカブトの時から結構気になっていたので、アマゾンで予約しておいたら発売日に来た。送られて来た本を見て初めの印象は「真っ白」。やっぱり仕事柄紙が気になる。表紙とカバー、帯、見返しまで同じ紙でヴァンヌーボのようだ。と思っていたら、やっぱりヴァンヌーボだそうだ。ページを開くと本文もふわっとグロスでこれも真っ白、ちょっと珍しい、と言うか中身まで真っ白というのは落ち着かない感じがした。でも読み進めていくと内容と良くマッチしていて全体のバランスがよくとれている。
さて感想は?
出来レース」とか色々噂も聞いていたし「芸能人の書く小説って...」と言う気持ちも有った。1/3ぐらい読んで「荒削りだがキラリと光る、次作に期待」的なことでお茶を濁そうと思ったが、いやいやどうしておもしろい、読んで良かった。これなら小説大賞を受賞しても良いと思えた。会話部分が多く結構すぐに読めるので是非読んで欲しい。
読み終えて気になったことがひとつ。本文の中に絵本のページの話が出てくる。その絵本は手元にないのでこの本の該当ページを開いてみた。
...なんだかチョット嬉しくなった。

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