夢のパーチメント

アートドリープ リズム

アートドリープ 本州製紙(現在は王子特殊紙
ビフォ−アフター展でGLトレーシングの次に展示してあるのはアートドリープだ。今まで気にしていなかったがよく考えると不思議な名前だ。ドリープシリーズで柄付がアートドリープなので、art(アート)はそのままでデザイン性の有るというような意味だろうが、dreep(ドリープ)はなんだろう?...と思って辞書でしらべると「パッとしない人」と出た。???こんな変な意味で使っているとは思えないので問い合わせてみると、dream(夢)とsheep(羊)を合わせた造語だそうだ。羊は羊皮紙...パーチメントの意味合いで使われている。
アートドリープは薬品に浸して耐水耐油性を高めた紙で、半透明だがトレーシングとは一味違った独特の風合だ。GLトレーシングの次にこの紙を置くことで「ほら、違うでしょ!」と言う意思表示をしているようだ。
今回の展示会は紙を吊って展示しているので、アートドリープがここにあることで、普段と視点が違うと紙の表情がこんなに違うというお手本のようになっていて、来場者をこの空間へ上手く溶け込ませるナビゲーターの役をよくこなしている。
9種類の色々なパターンの模様を見ているだけで嬉しくなってしまう紙、アートドリープ。名前の通り、まさしく夢のようなパーチメントだ。