職人

アレザン-FS アプリコットとアボガド

アレザン−FS 2006年発売
2006年に発売になったアレザンは、2009年にFSC森林認証を取得してアレザン−FSに名称変更している、もちろん森林循環紙だ。
アレザンの名前から私が想像したのは、木の生えない荒れた岩の山だった。この文章を書きながら頭の中でアレザンを「荒山」に変換していたことに気がついた。もう一つ、山下達郎がなんだかちらつくのはアルバム♪アルチザン♪とチョットが似ているからだ。ARTISAN(アルチザン)は職人と言う意味だが ALEZAN(アレザン)はフランス語で栗色をあらわしている。栗色のなめした革のようなと言うことだろうか?
フランス語で栗色だと言うアレザン−FSの中に英語の栗をあらわすマロンと言う色が有る。なんだか妙な感じだがこれがイメージカラーと言うことのようだ。そんな意図とは関係なく私個人はアプリコットとアボガドが好きだ。国産の紙にはあまりない奇抜な色だが印象的な良い色なので是非一度見て欲しい。
このアレザン−FSの手触りは独特で、革のようなと言うかゴムのようなと言うか、なんだか ぬめぇっ としている。両面とも特殊コーティングをして耐水と表面強度を増しているらしい。そのためインクジェットは不可、普通の糊も着かないので要注意だ。しかしこう言う特殊な手触りの紙は、やはり手に直接触れるメニューやパッケージに使って欲しい。ちょっと手ごわい相手だが職人技を発揮して素敵な作品に仕上げて欲しい。