スペシャルなスタンダード

きらびきS

きらびきS 1971年発売 特種製紙
きらびきの中で紙名手配の一番人気はきらびきSだ。Sは新局紙をあらわしている。新局紙は以前この景察手帳でも取り上げたが、和紙風で、わかる人にはわかるというどちらかというとツウ(マニア)好みの紙だ。その新局紙をベースにしたきらびきSは、新局紙の良さが上手く出ていて本家の新局紙よりも一般に受け入れられやすいようだ。新局紙のモヤモヤした感じがキラ加工で上手く強調されているだけでなく、裏面である"素"の新局紙面も表のキラ加工が微妙に透けてこちらもモヤモヤ感が増している。紙名手配でよく使われているのは名刺やカードだが、パッケージや本の表紙、カバーなどその用途は幅広い。
こうやって見てみると、きらびきMきらびきP、そしてこのきらびきSと言うファーストシリーズのメンバーは、きらびきにピッタリの商品が選抜されているようだ。中でもきらびきSはスタンダードと言えるきらびきの定番だ。