お風呂読書

昔からカラスの行水型の私は熱いお湯にサッとつかってすぐに上がる。子供の頃は銭湯でのんびり湯船につかっているおじいさんとかを信じられない思いで見ていた。
最近はぬるいお湯にゆっくりつかった方が良いと聞くので頑張ってみるのだが、湯船につかっている間何もできないのがどうにも性に合わない。そこで防水CDプレイヤーを買ってきて音楽を聞いたり落語を聞いたりしてみたがやっぱりダメだ。以前からお風呂で本を読むと言うのも聞いていたが、紙が湿気に弱いのは良く知っているのでお風呂読書は手を出さずに来た。
きっかけが何だったか思い出せないが、何かの拍子にお風呂読書に挑戦しようと思った。もちろんダメになっても良い本を持って入った。いやしかし、これが意外や意外!案外大丈夫だった。
私の手順は次の通り
・本と飲み物をお風呂の外側、扉近くに置いておく
・掛かり湯をする
・一人分の体が湯船につかれる程度に蓋をしめる
 この時蓋の上が濡れていたら良く拭いておく
・タオルをしぼって両手をきれいに拭く
・蓋の上で手の届くところにタオルを置いておく
(できれば乾いたタオルを別に用意した方が良い)
・本と飲み物を蓋の上に置いてゆっくり湯船につかる
これだけのことだが、大切なのは濡れた手で本を持たないこと(あたりまえだ)
だから汗をかきはじめたら頻繁に手を拭く必要がある。
お風呂読書をはじめてから、湯船につかる時間が格段に長くなった。今では30〜40分は平気でつかったままだ。