ほおずり

桃はだ ホワイト

桃はだ 2004年発売
桃の節句で桃にまつわる紙を紹介しているが、桃と言っても桃色ばかりではない。今日紹介するのは「桃はだ」だ。
-なんて偉そうに言っているが、実は今日のネタに困っていたらスタッフから上がってきた提案だ-
桃はだはスエードやビロードのような滑らかな手触りの紙(?)で、ウーペ等の起毛紙の中では比較的加工しやすくオフセット印刷にも対応している。
この類(たぐい)の紙はたいてい、ウールペーパー、ウーペ、NWスェード、と言うように布に関係するネイミングが多い中で、桃を引っ張ってくると言うのは奇抜というかなかなかおもしろい。しかし確かに桃の手触りと似ている。
桃の手触りと言うと思い出すのが私が中学の時のクラブの合宿だ。チームメイトと歩いていてお店にあった桃を二人で買った。この桃手触りが良くて、更に頬ずりするとまた気持ちよくて「お前もやって見ろ」「ホントだ」と言う感じで二人で頬ずりしながら宿舎に帰ったら、桃の産毛が頬に刺さってひどく痛かった想い出がある。
きれいな花にはトゲがあると言うが、おいしい桃にもトゲ(?)がある。甘く見ると痛い目に遭うと言う教訓だ。