和らふ紙(rough=laugh)

クラシコトレーシングラフ

クラシコトレーシングラフ 2005年発売 三菱製紙
クラシコシリーズにはよく驚かされるが、この商品が発売になったときも「おっ!!」と思ったのを記憶している。トレーシングは透明にするために繊維を細かくすりつぶしてある、だから表面はきめ細かくツルっとしているのが一般的だ。そんなトレーシングにラフってどうよ?!と思った。それにラフにすれば透けなくなってしまうのでは?と心配もした。(まぁクラシコならラフで透けないトレーシングも作りかねないが)
しかしラフ品は従来品の同じ連量のものに比べても遜色無く透けている。もちろんラフなので紙厚は2割り程度upだ。見た目には、トレーシング特有のパリンと冷たい感じが無く、実際触ってみても暖かみが有る。ちょっと和紙風なラフ(rough)、微細な凹凸が笑いじわのようにニコニコ(laugh)しながら語りかけてくる。