雪の運動会

江戸小染はな 白

江戸小染はな 1990年発売 特種製紙
江戸小染はな は商品名の通り花柄なのだが、江戸小染はな の白は降りしきる雪のような感じだ。スキー場のペンションの窓から外を眺めて「あぁ雪降ってる、明日の天気はどうだろう?」なんてのんびり考えて過ごす夜のようだ。そう、紙は白なのに私のイメージは夜のなのだ。
江戸小染はなのエンボスは不思議な柄で、花吹雪のようでもあり雪のようでもあるけれども、もっとよく目を凝らして見ると小さな人のようにも見える。小さな小さな人が走っていたり、跳んでいたり、泳いでいたり、元気に動き回っている感じがする。夢の世界へ引き込まれたようで見ているだけでワクワクする。
花に見えたり雪に見えたり人に見えたり、人によって見え方は違うだろうが、誰が見ても思わず微笑んでしまうような不思議な力を秘めているようだ。