西洋の色

ジャンフェルト ぶどう

ジャンフェルト 1997年発売 特種製紙
すの目の紙で変わり者と言うとジャンフェルトだ。細かい布のような柄と小さな糸のようなものがちりばめられていて、見本帳では「レイド(すの目)」ではなく「ブレンド」に分類されている。光に透かしてはじめてすの目が見えるという私の好きなタイプの紙だ。
ジャンフェルトの名称はフランスの画家Jean-Auguste Dominique Ingres(ジャン オーギュスト ドミニク・アングル)のジャンを頂いたと聞いている。ジャンフェルトより古くからあるアングルカラーは同じ画家の名前を頂いていて、姉妹商品と言う感じになっている。
27色の内、約半分が落ち着いた濃い色で全体の色の並びはヨーロッパの雰囲気を漂わせている。ジャンフェルトを見ていると暖炉の横で絵本を見ている母子が目に浮かぶ。寒い冬に気持ちが暖かくなる魅力的な紙だ。