ろっこうおろし

タイガー 1987−1998年 北越製紙
デュークブラウンの様な幅広のライン柄で斜めストライプの包装紙がタイガーだ。全紙の大きさは包装紙らしくハトロン判(900x1200mm)で86.5kgと129.5kg、各々9色の展開だった。こう言う商品名だから関西受けするか?とも思ったがそうでもなかったようだ。わたしの好きな斜めストライプと言うこともあり結構お気に入りだったのだが廃品になってしまって残念だ。先日から見本帳を探しているのだが見つからなかった、見本帳でも逢えないかと思うとちょっと寂しい。
さて先日ケントの時に、商品名に「ケント」とつけると用途が限定され、「ケント」をつけないとケント紙として使ってもらえないジレンマと云う話をしたが、包装紙も似たような事情がある。包装紙の場合はカナディアンラップのように商品名に「ラップ」をつけるかどうかと言うことの他に、全紙の寸法をハトロン判にするかどうかで明暗をわける。包装用途だともちろんハトロン判の方が使い易いのだが、逆にハトロン判と言うだけで一般の印刷物の企画から外されることが多い。比較的新しい商品でビオトープGA-FSファーヴィンが四六判なのはこのあたりことを考慮したようだ。だからといって四六判にすればよいかというとそうでもない。紙も野球もどうやったらヒットがでるかわかれば苦労は無いのだが。