スッキリ系でモヤモヤ系

グッピーラップ グレー

グッピーラップ 1972年発売 四国製紙(現 リンテック)
グッピーラップはパステルトーンの涼しげな色の包装紙だ。私の好きなモヤモヤ系の紙で、梅原洋紙店の社用封筒はこのグッピーラップを使っている。先日、ビオトープGA-FSは濃い色が多いので内側が透けにくいと書いた。グッピーラップは色が淡いので透けしまう、しかしモヤモヤなので中身がわかりにくい、包装紙としてビオトープGA-FSとは別のアプローチだ。中身が分かりにくくて爽やかな色なので封筒にはうってつけだ。また、森林循環紙でもあるので環境保護をPRするのにもちょうど良い。
主な用途はもちろん包装紙と封筒だが、比較的安価なので案内状や便箋、遊び紙など色上質ではちょっと寂しいと言う時に代打に使える。
名前の由来は、このモヤモヤから魚のグッピーを連想すると言うことだろうが、製紙会社がコニーラップと同じ四国製紙なので、これも金比羅から ぐっぴら > グッピーラップ となったのだろうかと疑ってしまう。メーカーも我々紙屋もシャレや駄洒落が大好きなのだ。