セミの声が聞こえる紙

木はだ 赤松

木はだ 1993−1997年 特種製紙
今見ても悪くない柄だと思うが発売後4年で廃品とはあまりにも短命だ。本当に木の幹のような柄で、おもて面のエンボスが裏に影響する感じで裏面にも凹凸がある。10色ある色のラインナップは茶系と緑系で統一感がある。色の濃い「黒松」や「赤松」を見ているとセミの鳴き声が聞こえるようだ。淡い色の「しらかば」や「こうぞ」はスキーの林間コースで見た木々を思い出す。
植林木などを配合して森林循環紙にすると紙のイメージとマッチして今ならもっと売れたかもしれない。発売もそして廃品は尚更 早すぎたようで本当に残念だ。