新・星物語 ２００８年発売 特種製紙
ギリシャ神話にまつわる紙が一段落したので、ちょっと関連したところで今回は星。新・星物語だ。新・星物語は連量表示が多少変更になったが前身の星物語をそのまま引き継いでいる。星物語は東海パルプ１９９７年発売。
紙の風合は、おもて面はラフと大ラフの中間ぐらいで裏面は比較的平らだ。紙全体に両面とも銀色の点々がちりばめられていて名前の通り夜空の星を連想する。紙名手配で紹介するにあたって何度も撮影を試みたが、星屑がきらきら輝く感じが出なくて残念だ。色は110kg(旧100kg)が２０色、150kg(旧130kg)と180kgは同じラインナップで１４色だ。用途は、本の表紙やカバー・見返し、名刺や案内状など何にでも使える。前身の星物語発売当初は100kgと130kg２連量で130kgは７色だったのだが、人気の商品なので２００４年180kg増連量の際に130kgも増色している。
星物語だけでなくＯＯ物語というのを見ると自分の経験や今までに読んだ本の内容などが蘇って色々思いを巡らせる。「星」の物語なら文字通り星の数ほど思いつく。その名前だけでも楽しいのだが、実際に手にとっても見ていて飽きない深みのある紙だ。
発売当初の資料には「『スターダスト』を口ずさみながら【星物語】をプレゼントします」と粋なコピーがついている。
