かみひこうき

JAM19632008-11-02

京都市立芸術大学の学園祭で石井芳治さんのかみひこうきの講演があった。
色々な紙飛行機の紹介をしながら、体育館で飛ばせるものは実演して見せていただいた。「飛ばせるものは」と言うのは競技用のものなどはホントによく飛ぶので体育館では狭すぎて無理だそうだ。
何種類もの紙飛行機を飛ばすところを見せていただいたが上手く飛ばない物も有る。驚いたのは上手く飛ばない紙飛行機のどこかを石井さんが少しいじるだけで見違えるほどよく飛ぶようになることだ。飛び方をみてドコをどういじると飛ぶようになるか分かるようになるまで10年とおっしゃったが、なるほどそんな感じた。
後半はみんなで紙飛行機をつくる講習会だ。2種類教えていただいた。
はじめは「へそひこうき」の変形。(写真右側)配られて来た紙はB/5Y目でPHO90kgのようだ。(帰って調べてみたが違うようだ、なんだろう?)教えて頂いた通り作ると確かによく飛ぶ。いやぁ!!これはすごい。
もう一つは「かぐやひめ」と言うそうだ。(写真の左側)見た感じ切った竹のようだから「かぐやひめ」と命名したとのこと、なかなか洒落ているがとても飛行機に見えない。って言うか「飛ぶのか?」と言う感じだ。実演していただいたら不思議なくらい優雅に飛ぶ。なるほどかぐや姫と言う感じだ。使用するのは今度は普通のおりがみ。自分で作ったものもきちんと優雅に飛んだ。
講演の中で「紙飛行機は作りたてが一番よく飛ぶ」とおっしゃっていた。湿気を吸ったりする為とのこと。湿度の変化や重力で変形したり重心が変わったりするからだろう。
私達は「紙は生きものです」とよく言っているが紙飛行機も生き物なのだ。