リトルプレス

JAM19632008-02-26

京都新聞に「リトルプレス」の記事が載っていた。紙屋なのに恥ずかしながら初めて聞く単語だった。
「大手の流通を通さず個人で発行して販売している、カフェや雑貨屋さんで見かける小さな本のこと」らしい。早速「リトルプレスの楽しみ」という本をアマゾンで注文した。同時に"京都 リトルプレス"のキーワードで検索すると恵文社と言う本屋さんがHitした。店構えなど写真を見ているとなんとなく惹かれるところがあるので早速行ってみた。(後で友人に聞いたら「行ったこと無いけど有名な店だよ」と言っていた。またまた恥ずかしながらという感じだ)
恵文社は、外壁の塗り直し工事中のようで外観を見ることができず残念だった。さて店内は...。チョット昔っぽいと言うか夢の中でよく行く本屋さんという感じの、懐かしい なんだか安心感のある本屋さんだ。普段よく行く大型書店では置いてない(あるいは目立たない)本が、それぞれ自己主張するように置いてある。その中から「かみさま」という本と 両サイドが開く不思議な絵本を買って帰った。写真→
さて、肝心のリトルプレスとの関係は。どこかにそれらしきことを書いてあるのかと思ったが見つけられなかった。帰ってから恵文社のサイトで再度確認すると「まず実際の作品を拝見してからスタッフ間で検討のうえ取り扱いを決めさせて頂きます。」とあった。別のところには一般の書籍について「『とにかく新しい本』を紹介するのではなく、一冊一冊スタッフが納得いくものを紹介したい。」と書いてある。一般の書籍もリトルプレスも、スタッフが丁寧に見てその本にふさわしいディスプレーをする姿勢は思い返してもなるほどという感じだ。
本が好きな人は是非一度足を運んで欲しい。きっとお気に入りのお店のひとつになるはずだ。