植林するのはあたりまえ?

少し前になるがテレビを見ていたら『私達は植林事業に取り組んでいます』と言うようなコマーシャルをしていた。「おぉ!!どこの製紙会社だろう?」っと思って見ているとトヨタだった。あらあら...っと思った。
昨日、王子製紙日本製紙の大阪支社長にお会いする機会があったのでその話をすると、製紙会社が植林をするのは当たり前のことなのでことさらにそれをPRする必要は無いと思っているという返答だった。私が「それではダメなんです。支社長は奥様に愛していると言っておられますか?」と言うと「あぁなるほど、当たり前のことでもきちんと言葉にして言わないと伝わらないと言うことですネ。よくわかりました。」と納得してもらえた。
植林したりFSCなどの認証パルプを使ったりして森林循環紙を作り、森のリサイクルに取り組んでいるというのに、それをうまく伝えられないために古紙配合率を下げることばかり取り上げられて、挙げ句の果てには「木を切る森の侵略者」扱い。このところ歯がゆい思いで新聞やテレビを見ている。
お二人とも異口同音に、昔からPRがへたな業界ですネ、今後の課題として受け止めます。と言うようなことをおっしゃっていた。
これからの製紙業界のPR活動に期待するとともに、私達ももっと努力するべきだと思った。