紙の値上げ−2

昨日、日本製紙の方に会う機会があった。今回も新聞広告はするとのことだ。その際「以前お願いしていたweb上に掲載する件は?」と訪ねる「準備中です」という返事だった。
しかし、webでよく確認すると印刷用紙の価格修正についてというタイトルですでにUPされている。
特殊紙・一般紙を問わず、紙の値上げの際にはWEBにUPして値上げの理由が一般の方わかりやすいようにして欲しいと各社にお願いしてきたが、メーカーが協力してくれたのは初めてだ。
新聞とWEBの違いというと、新聞の方が活字となって印刷されるため一度出してしまうと書き換えられない。その分新聞の方が信憑性が高いと言われることが多い。しかし、新聞は一過性のもので保存しておかなければ捨てられ、あるいはホコリをかぶってしまう物だ。逆にWEBは書き換えることができるし消してしまおうと思うとといつでも消せる。しかしUPする側が作為的に何かしない限り、いつでもどこでも誰でも見ることができる。そういう意味では自社に不利な印象を与えかねない情報をWEBにUPするという前例のない所に一歩踏み出すのは、メーカーといえども大変勇気のいることだと思った。思い返せば新聞に初めて値上げの広告を出したのも日本製紙だった。
こういった一つ一つの積み重ねが信頼を得ていくことになるのだと思った。



大王製紙も値上げ情報をUPした。やはりこれからは誰にでもわかる説明をWEBにUPするのが当たり前になっていくのかもしれない。