紙の値上げ

製紙メーカー各社が価格修正を発表した。一般的な上質、カタログやパンフレットに使われるアート紙やコート紙、チラシなどに使われる軽量コートなど テクスチャペーパー (特殊紙)を除くほとんどの商品がその範囲に入る。今回の値上げは今までとは印象が違って短期間で強行だ。今回は最終の製品まで影響を受けるのでは無いだろうか?
数年前から「値上げの際には新聞で発表して欲しい」とメーカーにお願いしているが、「それは我々の仕事ではない」と一蹴されてきた。しかし、上げたいの誰なんだ?!!上げたい者が実際に影響を受けるお客様にわかりやすいかたちで説明するのが当たり前ではないだろうか?昨年あたりから製紙メーカーもそのような声を考慮して日経新聞だけに 値上げのお願い というような広告を出し始めた。確かに大きな進歩だが、しかし日経だけなのだ。新聞各社に広告を出すとその費用だけでも馬鹿にならないと言うことなのかもしれない。しかしその効果も考えて欲しいものだ。
それならばと昨年、「webサイトに値上げのお願いとその説明を載せてもらえませんか?」と申し入れした、この方法だとだと大きな費用もかからないしいつでも誰でも見ることができる。しかし、これも一蹴された。日本製紙のサイトも昨年新聞やテレビをにぎわせた王子製紙北越製紙のサイトも新製品の案内はあっても値上げの「ね」の字も出ていない。
一番影響を受ける最終ユーザーに説明することを放棄したまま、紙とそれに関わる製品の価格は上がっていくようだ。