ケンラン 1957年発売 富士共和製紙
ケンランを今まで書いてなかったのは意外だった。色カードで一番色数が多く41色。以前あった100kgは平成17年に廃連量になったものの135kg〜400kgまで、今でも7連量ある。それだけに見本帳は厚く10cmを越え、この類の見本帳では最大だ。手触りはツルツルで微妙に光沢がある。紙飛行機でも色物というとこのケンランを使う方が多い。
また、再生紙をあきらめてしまった物が多いテクスチャペーパーの中で、これだけカラフルな色があって尚且つ50%の古紙配合率と言うのも立派だ。
絢爛(けんらん)を辞書で引いてみると「はなやかで美しいさま」と書いてある。見た目は華やかに、でもしっかり環境のことも考える品行方正、良くできた紙だ。